立木選別

本当に久しぶりの投稿になってしまいました。

今日から7月、誕生月ということもあり、日々の生活、活動をはじめ、

山の動きを報告させていただきます。

月の初めということもあり、今月の出荷予定を検討するうえにおいて

山に登り、伐採木を調査するという作業をしてきました。

材木にとって、5月~梅雨時期にかけては、水分を多く含んでいるので

木の皮が向け、木が傷みやすく、あまり伐採するには適していない時期です。

そこで、山林の中にも、当然優良木から質の落ちる木まで多種多様です。

優良木かつ太い木においては、一番時期の良い冬場に伐採し、良い状態で

原木丸太を出荷できるように心がけております。

今日は、その選別作業をするために、100年生桧の間伐林に入り、優良木を

見極め、テープによる印付けをしました。

PA0_0159

PA0_0160

100年という長い歴史、自分の力では到底成しえない自然の力

先人の人たちの技術により、受継がれた木を最高の状態で出荷し、

最高の使われ方をしてもらうことが、我々の使命だと考えております。

高性能林業機械による効率化重視の出材方法も、一つの手法として

進めるべきだと思いますが、木、山は生き物であり、国、地域により

木や山との接し方に違いがあります。

地域独自の木の活かし方、提案ができるよう、木に語りかけながら

これからも山作りをしていきます。