立木選別
本当に久しぶりの投稿になってしまいました。
今日から7月、誕生月ということもあり、日々の生活、活動をはじめ、
山の動きを報告させていただきます。
月の初めということもあり、今月の出荷予定を検討するうえにおいて
山に登り、伐採木を調査するという作業をしてきました。
材木にとって、5月~梅雨時期にかけては、水分を多く含んでいるので
木の皮が向け、木が傷みやすく、あまり伐採するには適していない時期です。
そこで、山林の中にも、当然優良木から質の落ちる木まで多種多様です。
優良木かつ太い木においては、一番時期の良い冬場に伐採し、良い状態で
原木丸太を出荷できるように心がけております。
今日は、その選別作業をするために、100年生桧の間伐林に入り、優良木を
見極め、テープによる印付けをしました。
100年という長い歴史、自分の力では到底成しえない自然の力と
先人の人たちの技術により、受継がれた木を最高の状態で出荷し、
最高の使われ方をしてもらうことが、我々の使命だと考えております。
高性能林業機械による効率化重視の出材方法も、一つの手法として
進めるべきだと思いますが、木、山は生き物であり、国、地域により
木や山との接し方に違いがあります。
地域独自の木の活かし方、提案ができるよう、木に語りかけながら
これからも山作りをしていきます。