吉野の木(気)を感じる発酵&香りツアー

今年も残すところ約半月になりました。

来年から定期的(月二回程度)に、映画「VISION」の森並びに山守コースを案内させていただき、吉野の林業のこと、自然環境のことを伝え、個々の感性を取り戻す、磨いていただけるようなツアーを開催していこうと考えております。

林業や建築だけではない多様な切り口で!

その告知も含めて、あえて師走の忙しい時に、三日間ツアーを企画させていただきました。

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それもクリスマスの時期に!(笑)

この寒い時期に運が良ければ見れる神秘的な風景。まさに森の芸術作品!48190411_301297083839290_5607199037515104256_n

自然のパワーをみんなで共有できるツアーを目指して三日間開催させていただきます。

檜おが屑を提供させていただいている「酵素浴えん」さんのご協力による酵素足浴

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アロマセラピストの成田さんにご協力をいただき開発した檜赤身精油(山守)

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山で食べるわっぱ弁当

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吉野の山は賑やかだ~

映画「VISION」公開 その壱

吉野の山が舞台となった河瀬直美監督の最新作映画「Vision」が、

いよいよ本日6月8日(金)公開されます。

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約3年前の吉野の山での出会いが、まさか、こんな素晴らしい映画に繋がるとは!

山が原点! 山のこと、木のことを、吉野の山で伝えたい!

こうした思いで始めた「山守ツアー」のお陰で、河瀬監督と吉野の山で出会えた。

<2015年10月6日 美しき日本・奈良の動画撮影協力で山守コース案内>

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私にとって、受け継がれてきた吉野の山は、人を繋いでくれる宝の山です!

中井家の先祖があった細峠という場所もロケ地となり、

今回の映画を通して、なんと250年前のご先祖様ともめぐりあうことが出来ました。

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河瀬監督に感謝!!!

是非、ご鑑賞ください! そして、吉野の山に来てくださいね。

2018年の始まり「山の神・山守ツアー」

1月7日山の神へのお参りから、山仕事の1年が始まる。

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山仕事をしていく上で、一番大切にしなければならない「根っこ」の部分です。

今年は、山の神へお参りした後、昨年四天王寺で開催された職人車座トークの流れから、2018年第一弾となる山守ツアーを実施させていただきました。一昨日の雪、前日の雨と悪天候が続き、心配しておりましたが、「やはり晴れ男!(笑)」 天も味方してくれ、多少の雪は残っていましたが、約2時間弱、山を歩きながら、吉野の木のこと山のことを伝えることができました。

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「親」という漢字は、立木を見ると書きます。

親子で参加された方が、樹齢12年生から100年を超える木の前で、立木を見ている姿を見て、この光景を生み出すことが山守の使命なんだろうと、強く感じました! 「山は人を育てる教育の場」ですね。

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今年初となる山守コースの目玉として、6月9日公開予定の河瀨直美監督「VISION」の撮影現場となった細峠(中井家のルーツ)に案内させていただきました。

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この場所は、一人の女性が無謀ともいえる野宿をした場所でもあります。ちなみに法被を着た女性(笑)

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自然のリズム、スピードを肌で感じるとともに、人や自然界との繋がりを感じてもらえる場所として、今年は多くの人をこの場所に案内したいと思っております。ただし、野宿はしないでくださいね(笑)

山守コースの案内終了後、木を身体で感じ、木と会話するはつり大工沖本さんのまさかり実演を見学・体験。

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山や木に携わる山守として、大変貴重な体験をさせていただきました。

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そしてツアーの締めは、吉野杉の家での交流・宴会タイム!

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非常に充実した仕事始めとなりました。このツアーを企画していただい竹内さん、内田さんに感謝申し上げるとともに、吉野までお越しいただき、ご参加いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

49歳を迎え、山守の使命とは!

九州北部で記録的な大雨が降り、多くの死者や行方不明者が出るなど、甚大な被害が出ております。お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

局地的な豪雨、記録的な大雨がもたらす自然災害が確実に増えてきています。このような自然災害が起きるたびに、自然の恐ろしさ、人間の無力さを感じます。

大量に流される流木、土砂が被害の拡大に繋がっている光景を見ると、日々山と向き合い林業の現状を知る一人として、非常に心が痛みます。

三年前に発生した広島土砂災害の時にも、山の現状を伝えるテレビ取材の協力で、手入れされた山と、放置された山を案内し、林業の現状から山奥に潜む土砂災害の危険性を説明させていただきました。

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あれから三年の月日が経ちましたが、二年前には鬼怒川災害が、そして今回また大きな自然災害が起きました!

集中豪雨やゲリラ豪雨がこれだけ頻繁に発生する気象状況になってくると、現在の森林土壌では耐えきれないように感じます。河川流域災害の危険リスクが高まっているということです。

災害を最小限に留める、命を救う環境・林業政策、真の国土強靭化政策を打ち出していかなければならない時代に突入してきたのではないでしょうか? 現在37都道府県で導入されている森林環境税、更に国税版森林環境税創設に向けた動きも大詰めを迎えてきております。地方、国においても、徴収された税金をどのように活用していくか? 今まで以上に内容が問われるとともに重要になってくるでしょう。国土の七割が森林である日本だからこそ、向き合わなければならない視点があると思います。

山守として、代々受け継がれてきた山林を守るだけでなく、樹種転換も含めた災害に強い森林として再生できるか、さらに地域全体の山のグランドデザインを描くことができるか、視点と能力が問われる時代かもしれません。

49歳を迎え、生かされてきた年輪に感謝し、新たに積み重ねる一年という年輪を大切に山守の使命を果たしていきたいと思います。

*道を覆う杉の葉や枝をよけながら山林現場に向かわなければならない現状、この風景に今の山村と林業の現状が垣間見える。

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吉野材と原木市の進化

事業環境の変化もあり、昨年の12月以来、約半年ぶりの上吉野原木市場への出荷!

ヒノキ・スギともに出荷量(約2700石)も多く、買い方(製材所)さんも沢山来られており、久しぶりに賑いと活気のある原木市でした。県内には6つの原木市場がありますが、上吉野木材市場は安定して吉野材が集まる市場といえるでしょう。

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やはり木材価格の底上げをしていくには、A・B材の市場を如何に作っていくか。それに尽きると思います。

50年、100年という時間がかかる林業、一本の木に関わる人も世代を超えて。更には自然という大きな関わりを経て。

人工林として500年の歴史を誇る吉野材は、まさに感謝の念が生み出した産物だと言えるでしょう。

だからこそ、育林の技と製材の目利きを、きちんと消費者まで届く仕組みにしないといけないんです。そのためには、原木市そのもののあり方を見直し(単なる流通改革ではない)、技と目利きを付加価値に繋げる進化した原木市にしていかなければならないと考えております。山から出荷された丸太を、製材所の方が購入する競市で留めておくのはもったいないです。

木を活かす人、利用する人、学ぶ人(設計士、工務店、大工、木工家、営業マン、学生など)プロからアマまで、より多くの人との関わりを持つことで、一本の木に対する見方、向き合い方が変わってくるように感じます。

原木市の進化は「見える化」と「技と目利きを繋ぐ」がキーワードです。

人の繋がりがすべての根底にあることを忘れてはなりません。

最後に、今回の原木市に出荷した中神木材の桧物語を写真と建築設計室morizoさんブログにてお届けします。

伐採山入り

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ヘリ出材

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市場への積み込み

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原木市場

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<参考>建築設計室morizo-ブログhttp://morizo2016.exblog.jp/

 

吉野山守モニターツアー第二弾(緊急告知)

昨年に引き続き「山のこと、木のことを吉野の山で伝えたい」 山守と家具職人がコラボしたユニークな山守ツアーを開催させていただきます。今年は昨年のツアーに酒宴という内容をプラスさせていただき、より深く山や木のことについて語り合う時間をつくらせていただきました。 平日開催、急な告知になってしまいましたが、未来に繋ぐ山守ツアーに進化させていくつもりです。山や木に関心のある方、林業に興味のある方、これから木材の職業に従事されようとしている方、木の家を建てようとしている方、プロ、アマ問わず、林業の仕組みや木の知識を、山守と家具職人の視点からシンプルに伝えたいと思います。山守ツアーチラシYu2015

昨年のツアーの模様

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講演会「奈良県の林業の新しい取り組みや今後の展望について」

公益社団法人奈良県不動産鑑定士協会主催による講演会が2月20日(木)

奈良商工会議所で開催されました。

「奈良県の林業の新しい取り組みや今後の展望について」と題して、一般並びに不動産鑑定士協会関係者含め、

約90名の参加者の皆様に、微力ながら私が講師を務め林業のお話をさせていただきました。

林業は山づくりから始まり、木材を活用する消費まで、長い年月とコストがかかる裾野の広い産業でもあります。

また、森林の持つ多面的機能は、我々の生活に多くの恵みを与えてくれています。

林業を持続可能な産業として蘇らすことで、多面的機能を発揮できる環境を維持できるか?

また多面的機能を発揮できる環境を生みだすことで、林業を産業として蘇らすことができるか?

ここで忘れてはならないことが、林業とは地域の暮らしを豊かにする産業でなければならないという事である。

生命の源である豊かな水を育む山を次の世代に継承するために!

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伊太祁曽神社「木祭り」に参列

1300年の歴史を誇る伊太祁曽神社「木祭り」祭典に参列させていただきました。

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木に関わる職業の人のみならず、森林率7割を占める日本において、

木の文化と深い関わりをもって歩んできた日本人ひとりひとりが、

木と如何に向き合うか、今一度真剣に考えなければならない

時期にきていると、改めて感じました。

今の地域の暮らしと林業の関わりを見る限り、

もっと本質は深いところにあるように感じます。

人間教育も含めた年輪教育の必要性を。

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木々の恩恵に感謝するお祭り「木祭り」に初めて参列させていただき、

また一つ気づきを得たように思います。

檜皮葺屋根も木の文化を象徴する日本文化の一つですね。

まさに芸術です。

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「木に生かされる」林業とは何か、「木に生かされる」建築とは何か

「木に生かされる」住宅とは何か、などなど、

これからも道を探求して行きたいと思います。

木の神は知れば知るほど深くなってきますね。

木に感謝の一日でした。


北海道下川町へ

北海道美瑛町で開催された全国森林環境税定期総会

の翌日7月13日、環境未来都市並びに森林総合産業特区に認定された

下川町に行ってまいりました。

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実は3年前に下川町の森林産業を中心とした町の取組に関する講演会を

聞かせていただき、機会があれば下川町に訪れたいと思っておりました。

その時の講演者が現環境未来都市推進本部長の春日隆司さんで、少しの会話でしたが

凄く印象に残っており、必ずもう一度お会いしたいという想いがありました。

森林面積率88%、人口約3,600人の町は、森林総合産業の構築による

林業・林産業の経済的自立を目指し、確実に歩まれています。

下川町森林組合の木炭・小径木加工工場見学

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防虫効果や防腐効果が優れている燻煙処理材が魅力的で人気が高いそうです。

副産物である木酢液や煙を生み出す為に木炭をつくっている姿勢にも

林産業の一体化が垣間見えました。

薪も見事に積み上げられている

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下川町森林組合は60名の雇用を創出。

木質ボイラーによる公共施設のエネルギー自給も実現

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半世紀にわたる森林・林業の取組が、しっかりと今の下川町に受け継がれています。

そのキーマンになっているのが、明確な目標を定め、「やれるではなく、やる」

という意識で取り組まれているスーパー公務員春日部長であるという事を

現場を訪れて、改めて感じました。

平成30年までにエネルギー(熱・電気)自給率100%を達成する強い思いを感じました。

春日部長が、「森林を造り、未来を創る」下川町を目指す想いの背景には、

前下川町長 原田四郎氏の貫き通した森林産業政策にあることも理解できました。

「人が人をつくる」 やはり人ですね。

下川町と吉野町の山林形態は違えども、学ぶべきところ、連携できるところで

今後ネットワークを確立していければ面白い展開が生まれるかもしれません。

今回の下川町での春日部長との再会、林業を地域の産業として存続できる

最後のチャンスと捉え、私に一貫した信念と政策を持つ使命感を

植え付けてくれたのかもしれません。

地域の暮らしと林業について

今の日本の林業政策の現状を見ていると、果して地域の暮らしは

豊かになるのだろうか?

吉野だけを見ているのではなく、九州や四国そして先月訪れた岩手県の現場を見て

私なりにそう感じてしまう、

何故ならば、地域の特徴を活かした林業政策ではなく、全国同じような木材流通

の仕組みに向かわざるを得ない政策になってきているように感じます。

原木丸太を木工団地に集積し、ラミナ製材、集成材、プレカットという流れで

製品化してハウスメーカーなどに流通していく仕組みになってきている。

ラミナ製材工場の様子

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確かに効率化による産業化のしくみは、補助政策の影響もあり、

一定期間は構築できるかもしれませんが、先が見えている気がしております。

作業道をつくり、木材の搬出コストを下げることは、木材生産をしていく上で

重要なことであるが、原木丸太価格が採算に合わない状況になってきています。

「地域の暮らしを豊かにする林業とは何か」 今一度自然と向き合う現場で

林業政策を考える必要があるのではないだろうか?

林業は地域の職人を育て、技術を生み出し、文化を育んできた産業でもあります。

地方が元気になるためにも、必ずやり遂げなければならない大きな課題でもあります。

それぞれの地域が豊かになる林業政策の確立を目指して、行動を起こしていきたいと

考えております。

シンプルな答えを求めて!