7月山守ツアー(7/15・20・29)のお知らせ

上半期(1月~6月)の山守ツアーも、参加してくださった皆さんのお陰を持ちまして、

無事終了することが出来ました。

告知不足もあり、予定しておりましたすべてのツアー実施とはいきませんでしたが、

山守ツアー以外にも、研修・視察など、本当に多くの人が山守コースを歩いてくれました。

上半期で約250人の方に、吉野の山の木(気)を感じていただけたことは、

下半期の山守ツアー実施に向けても大きな自信となりました。

そこで、下半期のスタートである7月の山守ツアーのお知らせをさせていただきます。

三回の予定をしておりますが、そのうち一回はスマイルバスを利用して参加できる

ツアースケジュールにしています。

暑い夏、山の風と水の空気を山守コースで体感し、山の未来について共に考えましょう!

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山守香(百年檜赤身精油)誕生!

一月七日以来、今年2回目のブログになります!(笑)

山守として、山と向き合い、山の資源を少しでも生かしたい!

一本の木の命を大切にしたい!

そのような想いから誕生した山守オリジナルブランド「山守香」=「山守の香り」

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100年生の檜の赤身からできた精油は、とても深みのある濃度の高い香りです。

この山の檜の赤身を精油にして、山守の香りを届けたい。そしてこの精油を通して

山守になってほしい(関わりを持ってほしい)願いを込めて、作った精油でもあります。

自社で伐採・搬出した100年檜を製材所に持込み、赤身のみに製材、

その赤身材を精油抽出会社に持ち込み、山守香が出来ています。

まさに、顔の見える、山守オリジナルブランドです!

伐採作業 檜精油になる丸太 出材の労力 赤身製材品 蒸留工場へ

この手間が、愛情というもう一つの深みある香りを生み出している!(笑)

我が家でも、色々な方法で、山守香の香りを楽しんでます。

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精油のままの香りを楽しめるネブライザー式アロマディフューザーは

お勧めです。

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ネットショップのbase shopにも挑戦してます。

是非、こちらもご覧くださいね。

https://yamamorigami.base.shop/

 

 

 

 

 

山の神へのお参りから始まる山守の一年

毎年1月7日、山の神へのお参りから山仕事の一年が始まる。

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山仕事に従事する人が減り、お参りする人も親父と地区の役員さん数名。

年々寂しくなるが、ここから見える山並みの美しい風景は変わらない。

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豊かな山は豊かな水を育み、農業や漁業においても大きな役割を果たす。

この繋がりを山で感じていただくために、今年は山守ツアーを定期的に開催します。

月二回、まずは100人到達まで、無償(わっぱ弁当代のみ)ツアーを実施ます。

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吉野の山で「感性の覚醒」!

「みんなが山守」になることを目指して!

山の神にお参りした後、細峠の松尾芭蕉が句碑を残した場所から、吉野の山並みを眺め、

昔、山の神が祀られていた場所に足を運んだ。

現地で歴史を感じ、その当時の風景を想像する時間は大切ですね。

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吉野の木(気)を感じる発酵&香りツアー

今年も残すところ約半月になりました。

来年から定期的(月二回程度)に、映画「VISION」の森並びに山守コースを案内させていただき、吉野の林業のこと、自然環境のことを伝え、個々の感性を取り戻す、磨いていただけるようなツアーを開催していこうと考えております。

林業や建築だけではない多様な切り口で!

その告知も含めて、あえて師走の忙しい時に、三日間ツアーを企画させていただきました。

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それもクリスマスの時期に!(笑)

この寒い時期に運が良ければ見れる神秘的な風景。まさに森の芸術作品!48190411_301297083839290_5607199037515104256_n

自然のパワーをみんなで共有できるツアーを目指して三日間開催させていただきます。

檜おが屑を提供させていただいている「酵素浴えん」さんのご協力による酵素足浴

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アロマセラピストの成田さんにご協力をいただき開発した檜赤身精油(山守)

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山で食べるわっぱ弁当

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吉野の山は賑やかだ~

2018年の始まり「山の神・山守ツアー」

1月7日山の神へのお参りから、山仕事の1年が始まる。

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山仕事をしていく上で、一番大切にしなければならない「根っこ」の部分です。

今年は、山の神へお参りした後、昨年四天王寺で開催された職人車座トークの流れから、2018年第一弾となる山守ツアーを実施させていただきました。一昨日の雪、前日の雨と悪天候が続き、心配しておりましたが、「やはり晴れ男!(笑)」 天も味方してくれ、多少の雪は残っていましたが、約2時間弱、山を歩きながら、吉野の木のこと山のことを伝えることができました。

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「親」という漢字は、立木を見ると書きます。

親子で参加された方が、樹齢12年生から100年を超える木の前で、立木を見ている姿を見て、この光景を生み出すことが山守の使命なんだろうと、強く感じました! 「山は人を育てる教育の場」ですね。

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今年初となる山守コースの目玉として、6月9日公開予定の河瀨直美監督「VISION」の撮影現場となった細峠(中井家のルーツ)に案内させていただきました。

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この場所は、一人の女性が無謀ともいえる野宿をした場所でもあります。ちなみに法被を着た女性(笑)

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自然のリズム、スピードを肌で感じるとともに、人や自然界との繋がりを感じてもらえる場所として、今年は多くの人をこの場所に案内したいと思っております。ただし、野宿はしないでくださいね(笑)

山守コースの案内終了後、木を身体で感じ、木と会話するはつり大工沖本さんのまさかり実演を見学・体験。

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山や木に携わる山守として、大変貴重な体験をさせていただきました。

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そしてツアーの締めは、吉野杉の家での交流・宴会タイム!

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非常に充実した仕事始めとなりました。このツアーを企画していただい竹内さん、内田さんに感謝申し上げるとともに、吉野までお越しいただき、ご参加いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

49歳を迎え、山守の使命とは!

九州北部で記録的な大雨が降り、多くの死者や行方不明者が出るなど、甚大な被害が出ております。お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

局地的な豪雨、記録的な大雨がもたらす自然災害が確実に増えてきています。このような自然災害が起きるたびに、自然の恐ろしさ、人間の無力さを感じます。

大量に流される流木、土砂が被害の拡大に繋がっている光景を見ると、日々山と向き合い林業の現状を知る一人として、非常に心が痛みます。

三年前に発生した広島土砂災害の時にも、山の現状を伝えるテレビ取材の協力で、手入れされた山と、放置された山を案内し、林業の現状から山奥に潜む土砂災害の危険性を説明させていただきました。

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あれから三年の月日が経ちましたが、二年前には鬼怒川災害が、そして今回また大きな自然災害が起きました!

集中豪雨やゲリラ豪雨がこれだけ頻繁に発生する気象状況になってくると、現在の森林土壌では耐えきれないように感じます。河川流域災害の危険リスクが高まっているということです。

災害を最小限に留める、命を救う環境・林業政策、真の国土強靭化政策を打ち出していかなければならない時代に突入してきたのではないでしょうか? 現在37都道府県で導入されている森林環境税、更に国税版森林環境税創設に向けた動きも大詰めを迎えてきております。地方、国においても、徴収された税金をどのように活用していくか? 今まで以上に内容が問われるとともに重要になってくるでしょう。国土の七割が森林である日本だからこそ、向き合わなければならない視点があると思います。

山守として、代々受け継がれてきた山林を守るだけでなく、樹種転換も含めた災害に強い森林として再生できるか、さらに地域全体の山のグランドデザインを描くことができるか、視点と能力が問われる時代かもしれません。

49歳を迎え、生かされてきた年輪に感謝し、新たに積み重ねる一年という年輪を大切に山守の使命を果たしていきたいと思います。

*道を覆う杉の葉や枝をよけながら山林現場に向かわなければならない現状、この風景に今の山村と林業の現状が垣間見える。

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吉野材と原木市の進化

事業環境の変化もあり、昨年の12月以来、約半年ぶりの上吉野原木市場への出荷!

ヒノキ・スギともに出荷量(約2700石)も多く、買い方(製材所)さんも沢山来られており、久しぶりに賑いと活気のある原木市でした。県内には6つの原木市場がありますが、上吉野木材市場は安定して吉野材が集まる市場といえるでしょう。

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やはり木材価格の底上げをしていくには、A・B材の市場を如何に作っていくか。それに尽きると思います。

50年、100年という時間がかかる林業、一本の木に関わる人も世代を超えて。更には自然という大きな関わりを経て。

人工林として500年の歴史を誇る吉野材は、まさに感謝の念が生み出した産物だと言えるでしょう。

だからこそ、育林の技と製材の目利きを、きちんと消費者まで届く仕組みにしないといけないんです。そのためには、原木市そのもののあり方を見直し(単なる流通改革ではない)、技と目利きを付加価値に繋げる進化した原木市にしていかなければならないと考えております。山から出荷された丸太を、製材所の方が購入する競市で留めておくのはもったいないです。

木を活かす人、利用する人、学ぶ人(設計士、工務店、大工、木工家、営業マン、学生など)プロからアマまで、より多くの人との関わりを持つことで、一本の木に対する見方、向き合い方が変わってくるように感じます。

原木市の進化は「見える化」と「技と目利きを繋ぐ」がキーワードです。

人の繋がりがすべての根底にあることを忘れてはなりません。

最後に、今回の原木市に出荷した中神木材の桧物語を写真と建築設計室morizoさんブログにてお届けします。

伐採山入り

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ヘリ出材

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市場への積み込み

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原木市場

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<参考>建築設計室morizo-ブログhttp://morizo2016.exblog.jp/

 

震災から一年

あの未曾有の震災から一年、今日は特別な日。

一人一人が、今の現実と向きあい、考え、行動を起こしていかなければ

ならない一日だと思います。今の自分に出来ることを!

私自身も、この一年間を振り返り、そしてこれからの人生を歩んでいく中で

震災とどのように向き合い、自分が何をすべきか、ブログに留めたく投稿しております。

新たな映像から見えてくる津波の恐怖、自然災害の恐ろしさ、命の大切さ等々

色々な角度・視点から、社会や物事を見ていかなければならないと感じさせられました。

私自身にとって、この一年の最大の後悔は、いまだに被災地に行けていないことです。

現場に足を運び、自分の目で確かめる、この基本ができていないことに

自分の未熟さを感じます。

今日から始まる一年、現地へ行くことで、自分が震災とどのように向き合うか

決める一年にしたいです。

復興に向けて、10年・20年かかる長き道のりの中で、少しの期間・時間でも

貢献できることを探求していきたいと思います。

自分の職業や立場(今、置かれている環境)の中で、使命感を持って全うできるよう

歩みます。

震災から一年、日本再生に向けてのキーワードは「使命感」です。

高知本山町視察二日目

原木栽培にこだわりを持って経営されている大石きのこ園さんに

視察に行かせていただきました。

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吉野でしいたけ業を営む岡本君が熱心に話をされていました。

棚田の郷見学 鹿や猪がこないそうで、柵もなく本当に美しい棚田でした

本山町の棚田で作るお米 天空の郷

2010年静岡で開催されたおいしいお米日本一コンテストで最優秀賞を受賞

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乳イチョウ 初めて目にした光景でした

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ばうむ代表の藤川工務店さんのモデルハウス見学

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最後の視察として嶺北三町村で取り組んでおられる木の駅プロジェクトの現場に

行ってきました。

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捨て切り材、林地残材を活用して、山の仲間づくり、地域通貨を通して

地域内の経済循環を呼び起こそうとする裾野を広める取り組みであります。

持ち込まれた木材が1トン6000円のモリ券(地域内通貨)に変わります。

(社会実験検証中)

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先日、東京での丹羽健司先生との出会いから、早速、現場を見る機会を

与えていただいたことに大きな意義があると感じております。

我々吉野においても、吉野林業という名のもと、林業を中心とした

産業再生に向けてさまざまな活動はしておりますが、

住民の意識を変え、裾野を広げる取り組みをしているのだろうか。

この事業の話を聞かせていただいた時、素直に感じました。

日本の国土の7割が森林です。

森林・林業再生プランのもと、日本林業の岐路に立っている今、

自分たちの住んでいる森林、山とどのように向き合い、関わっていくか、

素人でも関われる地域林業の可能性を秘めた第一歩の取り組み

だと感じております。

今回、井上将太さんに案内していただき、本山町にある地域資源を

見せていただきました。

日本全国どこにでも誇れる地域資源はあると思います。

地域資源を活かし、地域力を生み出す為に最も重要なことは、

そこに住む人材(人財)であることを改めて痛感しました。

二日間ありがとうございました。

森林バイオマス実践シンポジウム

10月19日 東京大学農学部 弥生講堂一条ホールで開催されました

森のエネルギー主催のシンポジウムに行ってきました。

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森林整備を進めていく中で、特に育林の観点から林地残材や除伐材など

何とか有効利用できないかという思いのもと、今年6月森のエネルギー研究所の

大場社長を訪れました。

小規模からできる木質バイオマスなど、色々なお話を聞かせていただきました。

このような中、地域で実践されている方々の発表事例を聞ける

シンポジウムがあることを知り、学びと交流を求め参加してきました。

地域に根ざした林業、森林資源の100パーセント利活用を目指した製材所の取組み

薪ボイラー、ペレットボイラーを活用した温泉の取組みなど、

計6つの事例発表がありました。

いづれの活動も、今後の参考になりましたが、その中でも特に私が関心をもった

活動が矢作川水系森林ボランティア協議会代表の丹羽健司さんの発表された

木の駅プロジェクトでした。

小規模林家を軸にした、チェンソーと軽トラックがあれば参加できる身近な仲間づくり。

地域内通貨を発行し地域商店街の活性化を図る。

智頭町では2010年9月「軽トラとチェンソーで晩酌を!」を合言葉に

木の宿場プロジェクトが始まったそうです。

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ちょっと見にくいが、軽トラがづらりと並んでいる。

「木の宿場プロジェクト」のフローチャート

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地方自治の生き残り、人とのつながり、コミュニティの原点が、

このプロジェクトにはあるように感じました。

大きな目標に向かって進むために、やらなければならないこと

身近な人を動かす仕組みをつくり、心の喜びを感じれる取り組みを

地道に積み上げていくことだと思いました。

今回お出会いさせていただいた丹羽さんは、奈良県出身であり、

このご縁を、吉野林業、地域の再生につなげれるよう、行動を起こします。

そして、このようなシンポジウムを開催していただいた大場社長様に

感謝するとともに、このようなビジネス交流ができる場を、

今後とも築いていただけるよう宜しくお願いします。

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