森林バイオマス実践シンポジウム
10月19日 東京大学農学部 弥生講堂一条ホールで開催されました
森のエネルギー主催のシンポジウムに行ってきました。
森林整備を進めていく中で、特に育林の観点から林地残材や除伐材など
何とか有効利用できないかという思いのもと、今年6月森のエネルギー研究所の
大場社長を訪れました。
小規模からできる木質バイオマスなど、色々なお話を聞かせていただきました。
このような中、地域で実践されている方々の発表事例を聞ける
シンポジウムがあることを知り、学びと交流を求め参加してきました。
地域に根ざした林業、森林資源の100パーセント利活用を目指した製材所の取組み
薪ボイラー、ペレットボイラーを活用した温泉の取組みなど、
計6つの事例発表がありました。
いづれの活動も、今後の参考になりましたが、その中でも特に私が関心をもった
活動が矢作川水系森林ボランティア協議会代表の丹羽健司さんの発表された
木の駅プロジェクトでした。
小規模林家を軸にした、チェンソーと軽トラックがあれば参加できる身近な仲間づくり。
地域内通貨を発行し地域商店街の活性化を図る。
智頭町では2010年9月「軽トラとチェンソーで晩酌を!」を合言葉に
木の宿場プロジェクトが始まったそうです。
ちょっと見にくいが、軽トラがづらりと並んでいる。
「木の宿場プロジェクト」のフローチャート
地方自治の生き残り、人とのつながり、コミュニティの原点が、
このプロジェクトにはあるように感じました。
大きな目標に向かって進むために、やらなければならないこと
身近な人を動かす仕組みをつくり、心の喜びを感じれる取り組みを
地道に積み上げていくことだと思いました。
今回お出会いさせていただいた丹羽さんは、奈良県出身であり、
このご縁を、吉野林業、地域の再生につなげれるよう、行動を起こします。
そして、このようなシンポジウムを開催していただいた大場社長様に
感謝するとともに、このようなビジネス交流ができる場を、
今後とも築いていただけるよう宜しくお願いします。