吉野材と原木市の進化

事業環境の変化もあり、昨年の12月以来、約半年ぶりの上吉野原木市場への出荷!

ヒノキ・スギともに出荷量(約2700石)も多く、買い方(製材所)さんも沢山来られており、久しぶりに賑いと活気のある原木市でした。県内には6つの原木市場がありますが、上吉野木材市場は安定して吉野材が集まる市場といえるでしょう。

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やはり木材価格の底上げをしていくには、A・B材の市場を如何に作っていくか。それに尽きると思います。

50年、100年という時間がかかる林業、一本の木に関わる人も世代を超えて。更には自然という大きな関わりを経て。

人工林として500年の歴史を誇る吉野材は、まさに感謝の念が生み出した産物だと言えるでしょう。

だからこそ、育林の技と製材の目利きを、きちんと消費者まで届く仕組みにしないといけないんです。そのためには、原木市そのもののあり方を見直し(単なる流通改革ではない)、技と目利きを付加価値に繋げる進化した原木市にしていかなければならないと考えております。山から出荷された丸太を、製材所の方が購入する競市で留めておくのはもったいないです。

木を活かす人、利用する人、学ぶ人(設計士、工務店、大工、木工家、営業マン、学生など)プロからアマまで、より多くの人との関わりを持つことで、一本の木に対する見方、向き合い方が変わってくるように感じます。

原木市の進化は「見える化」と「技と目利きを繋ぐ」がキーワードです。

人の繋がりがすべての根底にあることを忘れてはなりません。

最後に、今回の原木市に出荷した中神木材の桧物語を写真と建築設計室morizoさんブログにてお届けします。

伐採山入り

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ヘリ出材

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市場への積み込み

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原木市場

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<参考>建築設計室morizo-ブログhttp://morizo2016.exblog.jp/