山の神
新年明けましておめでとうございます。
山の一年のスタートは、1月7日の山の神へのお参りから始まります。
山に携わる人が、一年の息災を祈願いたします。
年々、山に携わる人が少なくなり、高齢化しているのが現状です。
私の住む吉野町においても、林業労働者を抱え、素材業として事業を営んでいる
業者は、数えるほどになっています。
日本の林業政策を視野に入れながら、地域独自の林業政策を打ち出さなければ、
先祖から受継いだ山を守ることができない状況まできています。
守るべきものを見極め、形を変え進化する勇気が、今吉野林業に必要であると
感じます。
進化し続ける奈良の企業、中川政七商店、中川社長は「伝統工芸は上手く需要を
つかみ、商売を成功させたから、伝統産業になれた。変化する時代に適応する
ことは伝統産業の定義に反していない」と1月6日の日本経済新聞にて説いている。
山という大きな自然の神と向き合いながら、今年一年、進化できるよう挑戦したいと
思います。