杉伐採時の色合い
天候は晴れ。
杉材は非常に水分が多い木で、伐採してから約3ヶ月~6ヶ月、
150年を超えると1年以上山で葉枯し乾燥し、出材します。
葉枯し乾燥する理由は、杉材に含まれている水分を少なくし、
木そのものを軽くし、出材しやすくするためです。
もう一点、吉野材特有の色合いをだすために葉枯しをします。
左右写真(10/5伐採)は同じ日に伐採した杉ですが、
伐採したときから色の違いがあります。
右写真の杉材は、中心部が赤く回りが黒くなっていますが、
乾燥するにつれて徐々に赤くなっていきます。
赤くなることを色がでるといいます。
伐採時に切り口全体が真っ黒な木もありますし、葉枯らしを
しても、色がでない木もあります。
杉材は、色をあわすのが難しいといわれる理由がここにあります。