トラックに積込、原木市場へ、杉丸太の明日は!
天候は晴れ。
今日は久しぶりに太陽が顔を出し、非常に暑かった。
集材した杉材をトラックに積み込み、原木市場へ出荷しました。
4トン 3車 3トン 2車 約55㎥(200石)を運搬しました。
気になる売上金額ですが、現在の市場の相場ですと、100万円ぐらいかな?
平均単価で㎥あたり18,000(石あたり5000)になります。
分かりやすく説明しますと、4mの長さで末口直径が50cmの丸太の価格が
18,000円であるということです。直径が50cmの丸太はほとんどなく、
平均30cmから40cmぐらいが多いので、立木一本の価格に換算しても、1万円に
満たないという現状です。
約100年の月日を経て、この価格では、循環型林業経営は成り立ちません。
何とか新たな活用方法を生み出さなければ、森林は崩壊します。
森林は多面的な機能を持つ、すばらしい環境資源です。だからこそ、
森林環境を保持しようと国は森林政策を打ち出しています。
しかしながら、従来山村を支えてきたのは、木材そのものに経済価値があり、
資金が循環していたからこそ、山村に活力があったのです。
本当に今やらなければいけないことは、短期的な林業労働者を増やすことではなく、
先人達が築いてくれた100年先の山づくりを目指せる、経済価値のある木の活用を
取り戻すことではないだろうか?
そうすることが、本当の林業労働者の雇用に繋がると、強く思う。