木の文化を通して奈良を元気に!
天候は晴れ。
木の文化を通して奈良を元気にしたい想いをもった有志で、見学・勉強会を行いました。
まずは築120年の家をリフォームする現場に見学に行き、当時の職人の技術と木材の
使い方に改めて感銘しました。
今の住宅政策を見たとき、200年住宅の根本の考え方はどこにあるのだろうか?
と疑問に思う。
本当の意味での環境にやさしい省エネ住宅とは何か?昔の住宅にヒントがあり、
今みたいにエアコンのない時代、地域の自然環境をうまく利用した家づくりを考え、
現在に至まで技術として残してきたのである。
そう考えると、今の住宅は、構造計算といった数値でコントロールされる
家づくりになってしまったのではないだろうか?
木材に含まれる水の量(含水率)を低下させるための人工的な高温乾燥、
本来木の持つ性質が失われてきている。
今一度、木という生き物を通して、日本の住宅を考えなければ、山林は無論、
棟梁という日本文化まで失くしてしまう気がしてならない。
まずは、勉強会を通して、課題がどこにあるか理解し、解決策を見つけながら
行動を起していきたいと思います。