吉野のまち案内で見えてきたこと
今年の4月は例年になく人を連れて吉野山によく行きました。
そのお蔭で桜から新緑に変わる風景の美しさも改めて感じさせていただきました。
吉野町には吉野山以外にも素晴らしい景観場所がたくさんあります。
今回案内させていただいた津風呂湖と国栖の里も吉野が誇る美しい景観場所
の一つです。
まち塾提唱者の磯井純充さんと地域おこしの旅人友廣裕一さんを案内している道中
吉野の景観の美しさが看板の少なさにあることを指摘されました。
そして地域の豊かさを引き継いできた証が、集落の瓦風景に表れていることを!
人口が減少し、空き家が増え、過疎化が進んでいる中で、この景観の豊かさを
保持できているところに地域の底力があるのではないだろうか。
そのことに町民自身が気づき、行動を起こしていくことが、吉野というポテンシャルを
蘇らせることに繋がるように感じます。
時間をかけてきたモノの価値を理解し、次の時代にどのように活かしていくか、
今、問われているように感じます。
今、自分の立場でできることは、空家対策条例や景観条例などの政策提案や
空家を利用したシェアハウスなど人を呼び込み動かす見える化事業だと考えております。
もう一つ好きな景観が吉野川を渡る鉄橋の風景です。
このような景観を生かすも殺すも人次第であるということを
肝に銘じてまちづくりに取り組んで行きます。