林業・木材加工体験学習

昨日に引き続き、寝屋川中学一年生180人を対象に、吉野町にある林業機械化推進

センターフィールド内で林業・木材加工体験学習を実施しました。

間伐体験の模様

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木材加工体験の模様

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木と触れる子供たちの顔は、生き生きと楽しそうに見えました。

間伐体験では自分で伐採し、皮を向いた丸太を短く切り、もって帰る子供、

木材加工体験では、いつまでも木を磨き、木と触れ合う姿を見させてもらい

改めて木の持つ力を感じました。

木を活用してもらう流れが、子供たちの林業体験をする姿を通して

少し見えてきたように感じました。

社員研修と吉野林業学習

従業員に木のことを現場で知り、学ぶことで、顧客への情報提供サービスに繋げたい

という思いをもっておられる自然素材リフォーム会社のN-Basicさんが社員研修として

吉野に来てくれました。

濱田社長の期待に応えたい、そして吉野林業のDNAを少しでも現場で伝えたい

という想いから、自社管理山林を活用した約2時間半の林業体験学習コースを設定

させていただきました。

単なる間伐体験や伐採実演ではなく、木の成長過程を学んでもらえるよう、そして

その成長過程で生じる問題や実施しなければならない作業を現場で学んでもらえるよう

植林した6年生山林から100年生を超える山林まで約10箇所のポイントを設定させて

いただき山林説明をさせていただきました。

100年生杉 伐採ポイントで台風被害と原木丸太価格クイズの模様

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一本桜前での集合写真

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散策風景

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45年生山林でロープワーク・間伐木の皮剥き

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今回の林業視察学習を通して、伝えなければならない人、伝えなければならない内容

そしてやるべきことが、また一つ見えてきたように思います。

まさしく「現場に知恵あり

吉野林業視察を依頼してくれた濱田社長に感謝

細峠からの眺望

山登りの達成感のひとつに眺望があげられる。

吉野町の北側に位置する細峠から見る眺望は津風呂湖の背後に大峰山系が

連なるすばらしい景観である。

松尾芭蕉句碑からみる眺望

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句碑より少し登った場所からの眺望CA3H0066

松尾芭蕉の句碑も残っており、都市部から近い観光登山コースとして

可能性を秘めたコースだと思っております。

近年の林産業の低迷により、人工林が手入れされず、放置林に近い状態に

なってきており、眺望どころか、道も歩けない状況になってきているのが現状です。

細峠に先祖があり、細峠を中心に山林管理を任されている山守として、このままの

状態では、すべてがダメになってしまうという危機感と、苦しいときだからこそ、

今自分にできることを、使命感をもってやらなければいけないという思いから、

山林所有者の負担なしで、緑の雇用研修事業の一環として、森林整備と簡易な作業

道の整備をさせていただきました。

そのお陰で、細峠に至るまでの道、眺望の復活への道筋ができました。

森林資源とは、木そのものはもちろんですが、見せる山林として資源の活用も考え

ていくことが、今必要ではないかと思います。

森林の持つ多面的要素を、時代のニーズに応じて活用していくことが、吉野林業の

継承に繋がると考えます。

林業丁稚

東日本大震災から一ヶ月が過ぎました。

被災された皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々に

ご冥福をお祈り申し上げます。

今もなお続く余震の中で、一日も早い復興を願い、前を向いて進もうとする姿に、

人間の持つ底力を感じます。

今やらなければならないこと、やれること、

それは「今おかれている環境の中で全力を尽くすこと」

そして一瞬一瞬を大切にすることで必ず新しい道が開けてくると信じて!!

今自分にできること、林業を通して、

日本を元気にすること、人の心を豊かにすること。

林業丁稚の試みもその一環かもしれません。

スギダラケ倶楽部で知り合った建築士の女性が、山と町を繋ぐ思いから

林業丁稚に来られました。行動力には感銘いたします。

木起こし作業風景

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雪害による木起こし作業は、通常の形に戻す大変地味な仕事ですが、

木を一人前に育てる過程において、大変重要な作業であるということを

知ってもらいました。

木を通して、自然への感謝の気持ち、生命の大切さ、生き方など、少しでも

社会に貢献できる活動を今後も進めていきたいと思います。