地域の特色を活かした林業再生を目指して①
今、国の方では木材自給率50%を目指して、林業再生プランを進めております。
林業再生に向けては、いくつかのポイントがあろうかと思います。
林道・作業道整備、集約化施業、大型林業機械による低コスト搬出、
森林組合のあり方、人材育成、国産材の利用等々あります。
林業再生への道のりは、木が商品として使われるまでの時間、しくみを見る限り
容易いものではないことは、誰しもが認識しているところであろうかと思います。
木というものは、地域の文化であり、日本の文化でもあります。
我々が今一度考えなければならないことは、木という文化が地域地域で
どのような歩みをしてきたか、人や町とどのように関わってきたかを再認識し、
林業再生にむけて取り組むことが重要ではないかと思います。
そのことをせず、産業としての効率化ばかりを進めてしまえば、
日本の心という大切なモノを失くしてしまうような気がしてならない。