地域の特色を活かした林業再生を目指して②
木と人、木と町のかかわりを知ること、すなわち木の歴史を知ることで
地域独自の木の活かし方が見えてくるのではないだろうか。
当然、歴史ある林業地、先進的林業地など地域の差はあれど、
林業再生への道筋は考えていかなければならない状況にあります。
吉野杉は、樽桶としての利用用途において大きな役割を果たし、
吉野林業の歴史をつくりあげてきた一つでもあります。
吉野杉の特徴を活かした木どり、容器としての機能、お酒との合性を
上手く結びつけた、木を活かした樽丸という文化を作り出してきました。
木と向き合うことで、木を知り、木の使い方が見えてくる。
そして木の活かし方のヒントになる地域の特色があるはずである。
それらが結びつくことで新しい用途が開発されたり、新商品が生まれたり
するのだと思います。
ひいては、地域の文化として、新たな歴史を築く。