ヘリコプター出材
天候は晴。
今日は先日山入りし、伐採した桧丸太を土場までヘリコプターで出材する
作業をしました。
原木価格が低迷する中、ヘリコプタ-による出材は経費的にも売上価格
の半分近くを占めるようになってきました。(原木の樹種・樹齢・品質により
差はありますが・・・)
ヘリコプターによる出材は、今の木材価格からすると大変厳しい状況ではありますが、
小規模民有林で、傾斜がきついところが多い吉野地域にとっては、ヘリコプターによる
出材に頼らなければならないのも現状です。
皆伐といった山の木全部を伐採する場合には、架線出材や林道整備による出材は
コスト的にも安く抑えることができますが、小規模間伐など少量の出材においては、
逆にヘリコプター出材より割高になるもの事実です。
先人たちの培ってきた技術に学び、適材適所の出材方法を選択すると同時に、
新しい木材搬出のかたちを生み出さなければならない時にきているように感じます。
環境破壊(土砂災害・景観破壊)につながらない搬出方法を目指して!
下刈り、ツルきり
天候は晴。
植林して3年目の下刈りを終えた山林風景です。
植林の約8割は桧ですが、手前に写っているのは杉です。
下刈り作業をするうえにおいて、重要なことは木に巻きつくツルを切ることです。
100年先を見据えた林業の第一歩の作業です。
山入り
天候は晴。
今日から新しい山に仕事に入ります。
仕事をはじめる最初の日を山入りといいます。
何十年、何百年という年月、我々に自然の恵みを与え続けてくれた命に!
何十年、何百年という年月、木を育ててくれた先人たちに!
感謝の想いをこめて、一本伐採し、切り株に、お神酒、塩、洗い米をお供えし
安全に仕事ができますように祈祷します。
山の恵み
天候は晴。
林道に生える自然のユリ。
山に力強く生える桐の木。約2年半で4m位に成長しました。
自然に生えてきた桐の木が、どのように成長していくのか、楽しみです。
枝が左右対称に生えることで、バランスよく見事にまっすぐ成長します。
そして成長と同時に、自然に枝が落ちていきます。
桧や杉も、こんなにバランスよく成長してくれたら、手間がかからないのにな~。
昔は、女の子が生まれると桐の木を植え、嫁に嫁ぐときに
桐のタンスをつくって送り出したそうです。
これからも出来るだけたくさんの山の恵みをお伝えします。
トライアル雇用
天候は曇り後雨。
9月4日から始まった定例議会も昨日11日に閉会し、新たな課題に向かって
今日から走り出します。
朝晩もめっきり涼しくなり、活動的な季節的になってまいりました。
「トライアル雇用」事業制度をご存知でしょうか。
平成21年度の経済危機対策として、全国森林組合連合会が行う林業雇用対策です。
林業・環境に対する一般の方の関心が高まる中、自然の中で働きたいという人も、最近
増加しているのも事実です。
しかし現実には、なかなか林業雇用者が定着しないというのが現実です。
そこで、雇用後3ヶ月(条件付で最大6ヶ月)、林業労働者としての適正
(事業者と労働者)判断できる期間、支援するという事業です。
「緑の雇用」「トライアル雇用」といった林業労働者を育成し、確保しようという制度は
重要だと思います。しかし、いくら支援制度を活用して短期的に事業を続けられても、
根本にある問題{国産木材の活用}を克服しなければ、一人前に育てた林業労働者が
活躍できる場所さえなくなってしまうのでは、と危惧します。
政権交代により、新たな林業政策が打ち出されるとおもいますが、いずれにしても、
「現場に知恵あり」という基本的路線を
しっかりと肝に命じて、のぞんでもらいたいと強く思います。
内覧会
南工務店(同級生)が主催の内覧会に見学に行ってきました。
施主さんが製材所をしているということもあり、吉野桧をふんだんに
使用してある自然住宅です。
玄関には樹齢120年の8寸角の桧の大黒柱があります。
日本の住宅において、大黒柱は文化ですが、最近は建築工法の変化から
少なくなりました。
木の文化といえば、「大黒柱」であり、一家を支えるという大きな意味があ
り、この心が、今日の日本を築いた。といっても過言ではないでしょう。
住宅の変化とともに、日本人の心も変化してきたのではないだろうか?
もう一度、住宅というものを見つめ直し、日本人の心を取り戻す動きを
しなければいけない、と強く思う。
そのためにも、今の時代のニーズにあった住まいの提案をしていく必要がある。
と改めて感じた。
夢you&meまち夏フェス2009イベント
天候は曇り。
yoshino若チャレサークル主催のイベントに行ってきました。
ふるさとを大切に想い、楽しく集まれる機会をつくり、ふるさとのために何かできないか?
という想いのとできた若者(18歳~25歳)のサークルです。
旧国栖幼稚園の園舎を利用して、ライブイベントやエコバッグ教室等色々な催しを
開催してました。子供達も楽しそうに参加してました。
地元の皆さんも、焼きそばやカレーなどの飲食販売で楽しそうに協力していました。
地域にあった学校を利用し、地域に活力と元気を与える、そこには「笑顔」と「会話」
が必ず生まれる。
ふるさとを愛する若者の行動力に、ふるさと再生の大きなエネルギーを感じた。
そして、それを支える行政は、行動できる環境づくりと仕組みづくりに
取り組まなければいけない。と強く感じた。
夏祭り
天候は曇りのち晴。
今日は恒例になった龍門夏祭りの日。
雨の心配もなく、最高のイベント日和。
今年はカラオケ大会&大花火大会を企画し、さらに
せんと君も登場していただく大変有意義なイベントになりました。
経済不況により、このようなイベントがなくなる傾向がありますが、
規模は小さくても、ふるさとの活性化のために、そしてふるさとが
続く限り、続けて行きたいと思います。
地域に残る人、お盆でふるさとにもっどている人、
みんなの笑顔を見ると、何とか来年も続けなければ、
という思いになります。
約600人の来場者が最後の抽選会まで残っていただき、
楽しい時間を過ごしてくれたことに感謝した1日でした。
そして、地域に活力を持たせるには、地域産業の再生しかないと
改めて感じた1日でもありました。
つらい別れと志!
天候は雨時々曇り。
梅雨は明けたといのうに、台風と前線の影響で、なかなか夏らしい
日差しが戻ってこない。
今日も朝から激しい雨が降り、すっきりしない天候。
同じ志をもった一人の青年がこの世を去ったつらい1日。
JCを通して知り合い、ともに過ごした1年間。
月日は1年間という短いお付き合いだったが、
会議・事業・懇親という交流を通して、
しっかりとした生き方、信念をもったすばらしい青年でした。
35歳、これからが楽しみな、社会でさらに貢献できる人材
だっただけに惜しい。
もう一緒に、生駒の山を越えてお酒を飲みながら、語れない
と思うと、つらく、残念でならない。
彼は、今年奈良JCの副理事長を務めており、基本方針の中で、
自然環境を無視して未来は語れない。
そしてその背景には、自然に生かされている感謝の心を失って
しまったことが大きな原因であると書かれている。
人として一番大切なこと。原点。自然と向き合うことから
新しい日本を築いていこうとしてたのではないだろうか?
私も、林業という大きな自然を相手にする職業上、自然と向き合い、
感謝することで、日々の生活を送らせていただいている。
彼の志、自然への感謝をもてる人づくりが、心豊かな社会を築く!
今回の衆議院選挙に一番必要なのは、人が生かさせる原点は
何か!を考えることではないだろうか?
緑の雇用
天候は曇りのち雨。
「緑の雇用」とは、林業就業者の減少と高齢化が進む中、
地球温暖化防止森林吸収源10ヶ年対策を安全で効率的に
行う担い手を確保・育成するための研修等を行う事業です。
中神木材も平成19年から認定事業体として「緑の雇用」事業に
参画させていただいており、今年は3年目の森林施業効率化研修
を実施するにあたり研修フィールド調査をしました。
木材価格の低迷により、人の手が入れられていない山林です。
光が入らず、下草が生えていない真っ暗な山です。
今、何とかしなければ取り返しのつかない山林になってしまいます。
山守の使命として、色々な制度を活用しながら、今やらなければ
いけないことを実行していきます。